真剣に家系探求

何かの縁で北海道に集まってきた祖先の歴史を少しづつ紐解いていきます。

引き続き地籍簿の解析~舘本~

家系のインデックス

 

私の祖先・菊地家について、最古の戸籍は福島県東白川郡東舘村舘本のもの。

その舘本は、古くから村の中心部であったようで、地籍簿を見てみるとほぼ宅地となっています。

現在も矢祭町役場があるあたり、それは今も変わっていないのだと感じているところ。

 

先日に続き、宮城の増子さんよりご提供いただいた明治20年前後の地籍簿で名前を拾ってみたところ、以下のようになりました。

持主名 総坪数
髙信甚右エ門 2 5 37 787
金沢藤右エ門 1 14 27 747
金沢鶴吉 2 4 19 739
鈴木又兵エ 2 4 0 720
小室卯之吉 2 3 28 718
鈴木太市 1 7 17 527
鈴木政助 1 5 17 467
髙信平次郎 1 4 8 428
斑目喜左エ門 0 12 28 388
松本兵右エ門 1 2 10 370
鈴木源右エ門 1 1 25 355
本多庄太郎 1 1 24 354
藤田助十 1 1 22 352
菊池吉之右エ門 1 0 29 329
塩沢新之助 1 0 20 320
菊池冨次郎 0 9 41 311
髙信吉松 1 0 0 300
金沢七左エ門 0 9 23 293
鈴木四方之助 0 9 12 282
小室子之吉 0 9 1 271
佐藤義仙 0 8 31 271
鈴木徳太郎 0 9 1 271
鈴木源次兵エ 0 8 27 267
髙信甚蔵 0 8 27 267
小室利右エ門 0 8 20 260
金沢重右エ門 0 8 11 251
髙信甚平 0 7 26 236
斑目寅之助 0 7 24 234
落合八十吉 0 7 18 228
髙信政四郎 0 7 17 227
髙信初太郎 0 7 3 213
斎藤太藏 0 7 0 210
鈴木忠右エ門 0 6 17 197
藤田嘉平 0 6 16 196
菊池慶藏 0 5 23 173
落合夘平 0 5 12 162
菊池儀平 0 5 11 161
髙信平治右エ門 0 5 6 156
髙信五左エ門 0 5 0 150
金沢弥市郎 0 4 0 120
石井長左エ門 0 3 20 110
鈴木ヨテ 0 3 20 110
鈴木佐吉 0 3 18 108
宇佐美祐之 0 3 13 103
丹羽成章 0 2 25 85

苗字研究家の高信幸男先生と同じ苗字の高信さんが一番多くの宅地を保有しています。

私の祖先である菊地儀平(1844~97)は161坪。地籍簿では菊池姓になっています。今の感覚からするととても広いですが、ランキングにしてみると、上には上がいっぱいいる様子です。

菊池さんがあまり多くないところを見ると、やっぱり本貫は隣村の関岡であるのかなぁ、と考えちゃったり。

ちなみに、高祖父である菊地幸吉(1874~1959:儀平の次男)は、結婚後に舘本の別地番へ転籍していますが、その地番の持ち主は小室さんでした。借りてたんですね。

なお、この儀平の土地は、儀平の明治30(1897)年の没後に長男・初太郎(1870~1942)が相続したのち、わずか半年で藤田嘉市郎なる人物に譲渡しています。

藤田姓の人物なので親戚とかかもしれませんが、菊地家がそのあとどうしていたのか(戸籍は変わっていないので、譲渡後賃貸?それともほかの土地へ移住?)は、現状知れておりません。

ただ、儀平の過去帳には「初太郎父」とあるのに、儀平の妻・ハツ(1852~1906)の過去帳には「幸吉母」とあり、もしかすると初太郎一家はその時点で舘本には居なかったことも視野に入れているところです。

 

ふぅ、まだ読みやすい地籍簿で助かります~。