義父、逝く
2023年7月3日。
妻の父が天へと旅立ちました。満71歳、行年でいうと73歳。
初孫が生まれるちょっと前の2007年から癌と闘い、16年間。大健闘です。
最後の1か月は、自宅に戻っての緩和ケアで過ごしました。
義実家は近所なので、先週末は義父に寄り添い、亡くなる前日は21時ころに家に帰りました。
その後まもなくして連絡があり、急遽実家に舞い戻ります。
みんなで手を握ったり、「じいちゃんありがとう!」と声をかけたりして号泣。
まさに涙々のお別れを迎えようとしていました。
しかし、なんだか少しずつ元気になってきて、「おしっこしたい」とか言い出します。
その後は昼間と変わらない様子に。しばらくしてから再び家に帰りました。
亡くなったのは翌日16時ちょっと前。
お義母さんが横でうたたねをし、孫たちが遊ぶ声を聞きながら、誰にも気づかれずに逝ってしまいました。
前夜に開催された涙々のセレモニーで満足したのかもしれません。
眠るように、穏やかな表情でした。
ちなみにそのころ私は職場におり、義妹から職場へ来た電話で「帰ってきたほうがいいと思う」旨の連絡を受け、娘を高校に迎えに行こうとしました。
その道中、通勤用の愛車・ラピュタ君のエンジンもおかしくなり、ぜんぜん吹けない状況になってしまいました。たぶん点火系のトラブル。なんちゅうタイミングか!
這う這うの体でなんとか実家に辿り着き、義父の死を知りました。
それからは怒涛の日々。人が死ぬって、やっぱりたいへんなイベントだなって心から思いました。
これからはひとりになってしまったお義母さんをサポート。
寂しさを紛らせるよう、楽しく、元気に過ごしてもらいたいと思います。
そしてお義父さん。
お義父さんが居なかったら、かわいい子どもたちも産まれませんでした。
そしていつ動けなくなるかわからないからと、いっしょにたくさん色んな場所に旅行に行きました。
そうじゃなかったら、こんなにいろんな景色を見られなかったと思います。
いろいろありがとう。
これからは、空から家族を見守る役目をよろしくおねがいしますね。