真剣に家系探求

何かの縁で北海道に集まってきた祖先の歴史を少しづつ紐解いていきます。

写真を写真にとっておく

私の祖父は大正5(1916)年生まれでありますが、北海道の田舎に育ちながら、どういうきっかけか写真家への道を志して東京写真専門学校(どうやらコニカの専門学校だったようですが、よくわかりません)へ入学。

日中戦争や太平洋戦争には陸軍歩兵一等兵として写真班に属し、戦場カメラマンとして出征していたそうです。

大叔父によると、祖父が撮った写真の中には相当残虐なショットもあったそうですが、家には一枚も残ってませんので祖父が自ら処分したのではないかと思います。

戦後は、弟子屈町で「光写真館」という写真屋を営んでおりました。そのせいか、父やその兄妹の写真は豊富に残っております。

祖父は昭和45(1970)年に満月の夜の魚釣りの最中に倒れ、発見も遅れたためかそのまま亡くなってしまいました。54歳という若さでした。

写真館は伯父が継いだものの、すぐ閉めてしまったそうです。

もし祖父が生きていたら・・・と思うと残念でなりません。

そんな祖父を持ったこととはあまり関係ないですが、私も写真が好きで、よく写真を撮ります。 今ではデジカメで失敗を気にせずにシャッターを切れますし、データで見るだけならば現像代もかかりませんので、あまりお金をかけない趣味であると思っています。

ちなみに現在愛用しているのは、昨年の1月に購入した「パナソニックLUMIX FZ-18」というもので、一眼ライクな風貌ですが、れっきとしたコンパクト?デジカメであります。

一眼レフは使いこなす自信が無く、かといってちっちゃいデジカメでは望遠が物足りないなぁ・・・と考え、広角28mmと18倍光学ズームに魅かれて購入したものです。

現在はこの愛機FZ18で娘や風景を撮影していますが、他の用途として古い写真をデータとして残しておくためにも使用しています。曾祖父の写真や、もっと昔の写真もこの手法で保存しています。本当はスキャナーとかで綺麗に取り込みをしたいところですが、親戚の家とかで見せてもらっているときなどはスキャナーはありませんので、カメラで撮影させてもらうことにしています。

しかしその場合は手持ちで撮影することになります。光が映りこんでしまったりブレてしまったりで、なかなか綺麗に撮ることは難しいものです。

その中で、よりブレを軽減するために欲しくなったコンパクトデジカメがあり、これもパナソニックですが「LUMIX LX3」でして、レンズのF値2.0を誇るステキな機体。

これならば多少明るさは足りなくても、シャッター速度を速くすることができるので、ブレの軽減につながります。娘を室内で撮影するときにも効果があるはずです。

なかなかF値が小さいカメラは最近ありませんので、いずれ手に入れたいと密かに考えているわけです。 ちなみに、ライカの「D-LUX4」はLX3のOEMで中身は同じ(画像のチューニングは異なるはず)ですが、非常にそそられる外観になっておりまして、黒一色のシンプルな機体に赤いライカバッジが暴力的に映えています。LX3の倍くらいの価格ですのでとても買えそうもないですが・・・。

下の写真は祖母の遺品の中にあったもので、太平洋戦争時の写真だそうです。祖父(左から二番目)が愛用のコニカのカメラを手にしています。なんか楽しそうな雰囲気にも見えますが、きっとそんな訳はなかったのでしょうね・・・。

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