「抱き茗荷」のこと
明治期に鳥取県より釧路郡へ移住した、妻の曾祖母の実家、湯谷家。
かつて墓参した際、刻まれていた紋は以下の「抱き茗荷」でした。
茗荷といっても、私は馴染みがないのですが、
Wikipediaによると、「ショウガ科の多年草」で、ソバとかの薬味に使われているようですね。
そして、「物忘れがひどくなる」という言い伝え(実際はそんなことないらしい)があるそうで、
それが、煩悩を忘れる・・・とかの意味も紋に込められているそうです。
またインドの摩陀羅神のシンボルであるとか、
詳しく書いてらっしゃるサイトがたくさんありますので、そちらにお任せします・・・。
いろんな意味があって難しい!
・・・もともとは信仰に大きく関わっていた紋であるようです。
ちなみに、母の実家である平野家も茗荷紋でありますが、
こちらは丸がついた「丸に抱き茗荷」です。
北海道では、だいたい丸がついているようなのですが、
湯谷家の紋は丸がありません。
真偽は定かではないものの、
分家には丸をつけたりするとも聞いたことがあります。
これが当てはまるとすると、
この湯谷家はもともとは本家であるとも想像できます。
本家が北海道に来てしまうというのもなかなか考えづらいところですが・・・。
また、こちらの「一本気新聞」さんによると、
著名人は茗荷紋のなかでも「丸に抱き茗荷」が断然多いようですね。
「抱き茗荷」を家紋としているのは、鳥取県から近いところだと、
戦国大名であった堀尾吉晴(尾張→出雲松江)や、プロ野球の東映・ヤクルトで活躍した大杉勝男(岡山県勝田郡)など。
もしかすると、堀尾家や出雲大社の関係で松江、出雲では多い紋なのかもしれませんが、
果たして湯谷家の地、鳥取県の国府町(今は鳥取市)あたりではどうなのでしょうか?
・・・と思い、GoogleMapで国府町荒舟を見てみたのですが、かなり小さい集落のようですね。
コンタクトがとれれば、手がかりがつかめる可能性が高いかも!