家系探求方法①~身近な戸籍を遡る
家系を調査し始めてから、早5年近くが経過しました。
基本的には戸籍謄本を請求し、遡れる限界まで遡り、
以降は戸籍謄本の情報を活かし、手紙やブログで情報を収集していくという方法によって、ある程度の成果は出ているように思います。
前回のブログで與太郎さんからコメントをいただきました。
これから始める方に少しでも参考にしていただけるよう、
この基本的な方法を、初心を思い出しながら自分なりにまとめてみようとおもいます。
まず、自分の戸籍謄本を取得するところからスタートします。
戸籍謄本は、自分の本籍地のある市役所や町村役場で取得することができます。
遠方の場合は、各自治体のホームページに請求方法が記載されていることが多いようですので、そちらを確認してみてください。
あと、もちろん役所は平日の17時前後までしか開いてません(自治体によっては土曜日とかも開庁してることろもあるようです)。これがなかなか高い壁だったりします。
私は居住地である釧路市に本籍がありますので、釧路市の窓口に行って請求します。
ちなみに現在の戸籍謄本は、夫婦とその子供たち(例外あり)でほぼ構成されており、結婚の際に自分名義の新たな戸籍を編成することとなります。
ということで、未婚の場合は親の戸籍に入っているはずですので、親の名前の戸籍を請求します。
私は結婚していましたので、自分の名前の戸籍謄本を請求しました。
戸籍関係の担当課は釧路市の場合は「戸籍住民課」ですが、自治体によって名前が違うようですね。
窓口で、指定の用紙に必要事項を書きます。あと、身分証明書(自動車免許証とか)とハンコが必要になりますので、忘れないようにしてください。
まず私の戸籍謄本1通を請求してみます。
いちおう名前とかは塗抹してみました。
これは今は「戸籍謄本」ですが、例えば私と妻がこの世を去り(嫌な例えだなぁ)、娘が結婚して違う戸籍に入ったりして全員居なくなると、「除籍謄本」となってしまいます。
ここから、私と妻が結婚するまで在籍していた戸籍の地番が判明します。
私は、「釧路市春採~ 菊地(父ちゃん)戸籍」
妻は、「釧路市富士見~ 〇〇(妻の父ちゃん)戸籍」
次は、この記載を基に再び請求します。
私も妻も共に親の戸籍は釧路市にありますので、再度戸籍住民課の窓口で「釧路市春採 菊地(父ちゃん)」の戸籍謄本と、「釧路市富士見 (義理の父ちゃん)」の戸籍謄本を請求します。
・・・あと、戸籍を請求可能なのは「直系子孫」(血が繋がっているか、養子かのどちらか)に限ります。
私は「菊地(父ちゃん)」の戸籍謄本は請求できますが、妻の父ちゃんの戸籍謄本は請求できませんので、妻の父ちゃんの戸籍謄本を請求するには直系である妻の委任状が必要となります。
委任状の様式は自治体によって異なりますので、問い合わせてみてください。
あと、まだ親は健在なので除籍謄本ではなく「戸籍謄本」を請求します。
すると、このように戸籍謄本が発行されました。
私の父ちゃんの戸籍。私が結婚して除籍(バッテン)に。妹は次のページに記載されています。
父ちゃんの「父欄」にはじいちゃんの名前が書いてありますが、上に「亡」の字。残念なことに父ちゃんが結婚する前に世を去っているためですね。
もちろん大体判っていることが記載されていますが、重要なのは父ちゃんと母ちゃんの結婚前の戸籍=じいちゃんの戸籍が判明したことです。
余談ですが、両親はともに地元の高校を卒業後、釧路に就職して出会ったのです・・・。ど~でもいいですね。
ここから両じいちゃんの戸籍謄本を取得すべく釧路を離れます。
・・・またいつかにつづく。