下北半島に渡った!②
前回のつづき・・・。
高梨を後にし田名部へ向かったのですが、せっかく青森まで来て墓地ばかりではつまらないだろうと思い、市街地で妻と娘を降ろしました。
私と1歳の息子だけで杉山家のお墓がある菩提寺、円通寺へ向かいます。
この情報はかつてお手紙をいただいた中に記載されていたものです。
ナビをセットし、いざ円通寺へ向かおうというところ、電話が鳴りました。
電話のお相手は山田本家の次男の方でした。
私たちがむつ市内に来ていると聞いて、「せっかくだから・・・」と、電話をくださったそうです。
目的地の近く、田名部の金谷に住んでいらっしゃるようで、「ひとまず杉山家のお墓参りを済ませてから伺います」と返事をし、再び円通寺へ。
ナビの通り向かうと、北海道では考えられない細い道を案内された挙句、なんかあいまいな場所で「目的地周辺です。おつかれさまでした。ポーン」と案内が終了してしまいました。
周辺をしばらく迷いつつ見回していくと、おぉ!ついにお寺がありました。
円通寺は恐山の管理もしているお寺。大きなスケールのお寺を想像していましたが、なんかこじんまりとしています。
しかしながら墓地もありましたので、何の疑いもせずに、眠ってしまった息子を抱っこしながら墓地を探索します。
しばらく探していると、杉山と書かれたお墓を1基見つけました。家紋も聞いていたのと同じ「丸に三つ柏」です。
しかし戒名が書かれているのみで、何も得ることはできませんでした。
「あぁ、何もわからなかったなぁ」と徒労感を感じながら市街地へ向かうと、なんか川の向こうに膨大な敷地の墓地とお寺らしき建物があります。
「え?もしかして今見てたとこって違うお寺??」とあわててケータイで地図を見てみると、さっき行ったところは「善宗寺」というお寺で、この膨大な敷地のほうが円通寺じゃないですか!
「やべぇ!ロスった!」もう結構な時間が流れています。
時間はもう午後3時半。妻と娘をこの見ず知らずの街に降ろしてから1時間経過しています。
さらにこの広大な円通寺に500基くらいあるお墓から、杉山家の1基を探すのはかなり時間がかかりそうです・・・。
でももう考えているヒマはありません。まだまだ深い眠りについている息子を抱っこしてダッシュ!
付近を歩いている女子高生に不審な目で見られながら、一心不乱に「杉山家」の文字を探します。
そしたら結構あるんですよね、同姓が。墓碑もチラチラ見ながら探し回りますが、なかなか見つからない・・・。
1時間近く経ち、もう諦めようと決めたとき、とつぜん息子が目を覚まして「あ~っあ~っ」と向こうを指さしました。
そちらに行ってみると・・・!
あった~~~~!!!!
すげぇ!これってまさに息子と血のつながった祖先のお導き!血のつながってない私だけだったらきっと見つからなかった!
そこには真新しい墓石と、奥に5基の旧い墓石が鎮座していました。
残念ながら旧い墓石の文字は読み取るのが困難な状態。色々なアングル、フラッシュの有無で可能な限り写真を撮ってきましたが、やっぱり読み取れませんでした。残念。。。
しかし、墓碑に戸籍謄本よりも1世代遡った名前を発見。1850(嘉永3)年に没している「杉山元右エ門」。年代から言って、現在判明している最古の祖先「杉山治郎左衛門」の父と推測されます。
それがわかっただけでも満足!
息子とともにお参りをして急いで市街地へ戻り、妻と娘を拾い、今度は金谷の山田家へ向かいます。
山田さんは道路で待っていてくれていました。
1時間ばかり世間話をし、山田さんが知る限りをまとめてくださっていた資料をいただきました。
突然の訪問となってしまいましたが、温かく迎えてくださった山田さん。ありがとうございました。
そういえば訛りで話が通じるかが不安だったんですが、むつの人たちはあんまり訛ってないですね。ちょっとアクセントが違うけど。
その後、むつ市内の「マエダ本店」という大きなスーパーで晩飯の買い出しとおみやげを少し買い、少し南下して横浜町の宿泊先へ向かいます。
むつ市内のホテルは全然空きが無かったので。
宿泊は「ペンション風の谷」。その離れのコテージを丸々お借りしました。
子どもたちは青森ではここが一番楽しかったそうです。
離れなので、なんぼ騒いでも大丈夫でしたし。
私もこういったところに宿泊するのは初めてでしたが、非常に楽しく過ごせました。
翌日は横浜の道の駅に行っておみやげを探し、さらにむつに戻って下北駅付近でおみやげを探します。
そして最終目的地、グネグネの酔いそうな道を通り、秋詣のお祭り最中である恐山へ。
夏祭りと秋詣の期間限定!イタコが居ました!
もちろん口寄せには興味がありましたが、この行列だとどれほど待つか想像もつかないので、今回は見送りです。
すこしだけ地獄に足を踏み入れましたが、時間が来たので戻ることにします。
途中、大畑のサークルK(北海道にはない)で昼食を買い、慌てて大間に戻ります。
レンタカーの返却時間である午後1時半になんとか間に合いました。
そしてまた揺れるのかなぁ・・・という不安を抱えつつフェリーに乗り込みます。
帰りは思ったよりもぜんぜん揺れませんでした。来た時はずいぶんと波が荒れてたんですね。
きれいな景色を眺めながら、いつもこんなに揺れないんだったらいいのになぁ・・・と。
これにて数々の収穫と、現地の空気を感じた下北の旅は終了!
次回は果たしていつだろうか・・・。